山県市にある女性スタッフのみの動物病院です

がん免疫療法とは
体が本来持っている免疫の力を誘導、増強してがん細胞を攻撃する治療法です。
副作用、体への負担が少ないため、高齢、全身状態が悪化している子にも行えます。
手術、抗がん剤、放射線治療等に抵抗がある場合の選択肢の一つとして近年、注目されています。
丸山ワクチン
人におけるがんの免疫療法の一つに「丸山ワクチン」があります。
丸山ワクチンは、リンパ球やがん細胞を殺すNK細胞を活性化し、また免疫の働きを調整することによって、間接的にがんの増殖、浸潤、転移を抑える効果が報告されています。
丸山ワクチンは人の治験薬となっているため、同成分の注射薬を使ってペットも丸山ワクチン療法を行うことができます。
副作用もほぼ報告されておらず、全てのがんに使用することができます。
一日おきに注射を打つため、通院できない場合は自宅で行うこともできます。
GcMAF
GcMAFは免疫不全状態で眠っているマクロファージ(免疫細胞)を活性化する物質です。
マクロファージはがん細胞・ウイルス・細菌を貪食、消化します。
またGcMAFはがんの血管新生抑制作用があるため、腫瘍の増殖、抑制効果が期待されています。
当院で使用しているのは初乳から抽出された天然由来のGcMAFです。
週一回の注射を3〜4か月継続して行います。