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オゾン療法とは

医療用のオゾンガス(O3)を血液と反応させることにより、細胞の代謝を活性化させて免疫系の調節を行うこと、また抗酸化作用を高めることで動物自身の治癒する力を引き出す治療法です。
日本ではまだ認知度が低いのですが、オゾン療法はヨーロッパを中心に一般的に行われており、ドイツ、イタリアでは健康保険適用(人)であり、年間100万人も受けている治療法です。
適用範囲が広く、従来の治療法では治療が難しい病気、薬の投与量、副作用の軽減のため、一般的な治療との相乗効果、老齢動物の体調維持などに効果が期待されています。
また、副作用がほぼ見られず動物にかかる負担が少ないため、近年実施する動物病院が増えています。

オゾンガス発生器

 主な効果として
   ・血液循環の改善
   ・体内の酸素化
   ・免疫機能の向上(インターフェロン、インターロイキンなどサイトカインの上昇)
   ・消炎鎮痛作用
   ・抗酸化力の向上など

 適用疾患
  腫瘍(がん)、アレルギー、各種皮膚疾患、椎間板疾患、関節炎、自己免疫性疾患
  ウイルス性疾患、各種感染症、慢性疾患、消化器疾患、呼吸器疾患、腎不全 
  高齢動物の健康維持、その他

治療方法

 オゾンガス腸管注入法
   症状に合わせて濃度と量を調節したオゾンガスを肛門から直腸へ注入します
   週に1〜2回の実施を1ヶ月ほど続けた後、2週に1回〜1ヶ月に1回と回数を減らします
   (症状に合わせて実施回数を調節します)



 皮下注射法(局所投与法)
   痛みが発生している部位、またはその付近の皮下や筋肉内に少量のオゾンガスを注入します

 少量・大量自家血療法
   採血した血液をオゾンガスと混合し、静脈内または皮下、筋肉内に注入します

 オゾン化オリーブオイル
   オゾンガスとオリーブオイルを混合させたもの
   皮膚病変部(細菌、ウイルス、真菌性など)や創傷部への塗布薬として使用します
   オゾン水と比べると長期間(約1年)保存が可能です

 オゾン水
   オゾンガスを溶解させた水
   強い殺菌力と消臭力がありますが、生体への悪影響がほとんどないことが特徴です
   創傷部、耳道、皮膚の洗浄や口腔ケアなどにも使用します

 オゾン水生成器

   
従来の治療と上記オゾン療法を単独、または組み合わせて実施します
効果に合わせて実施法や回数を調節しますが、基本的には継続して行う必要があります
   

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