山県市にある女性スタッフのみの動物病院です

ノミ・マダニ
ノミ、マダニは草むら、山道、河川敷など草木が生えている所に多く生息していますが、犬・猫が通る散歩道や公園などにも潜んでいます。
・ノミ・・・体長約2mmほど 素早く動くため発見するのが難しい
毛を掻き分け、皮膚の表面に黒いツブツブしたものがないか調べます
ノミの糞であれば水に濡らすと赤くにじみます
・マダニ・・・吸血した成ダニは体長約1cm 幼ダニは1〜3mmほど
マダニは口ばしを刺し、セメント状の物質を出して自分の体を固定して吸血します
無理に取ろうとすると皮膚の中に口が残り、皮膚炎を起こします
ノミ、マダニは暖かくなる4月〜11月頃に活発に活動しますが、最近は住宅環境の変化で季節に関わりなく年間を通して寄生と繁殖を繰り返すため、寒い冬でも寄生することがあります。
刺されると炎症を起こすだけでなく、アレルギーやさまざまな感染症を引き起こします。
犬の感染症
・犬バベシア症・・・バベシアという小さな寄生虫が赤血球を破壊
発熱や貧血を起こし、時には死に至ることも
人の感染症
・重症熱性血小板減少症(SFTS)・・・2013年国内で初めて感染死亡例を確認
発熱、倦怠感、食欲低下、リンパ節の腫れ、出血などの症状
・日本紅斑熱・・・リケッチアという病原体をマダニが媒介することにより感染
発熱、全身の発疹などを起こし、死亡する場合もある
上記の感染症を避けるためにはマダニの吸血を避けることが最も現実的な予防法です。
予防効果、駆除効果の高い動物用医薬品を使用して確実な予防をしましょう。
ノミ・マダニ予防薬
ノミ・マダニは背中に滴下するスポットタイプのお薬で予防します。
犬用、猫用、忌避効果のあるもの、卵やサナギにも効果があるもの、さまざまなタイプのお薬があります。
一度投薬すると約一か月間効果が持続します。
体重や生活環境に合わせてお薬を処方しますので、ご相談ください。